2025/01/16 木曜日【本質】 「見逃され続けた不正と、正直に声を上げることの大切さ」
「見逃され続けた不正と、正直に声を上げることの大切さ」
こんにちは。お元気ですか?
去年の年末に報道された防衛省と川崎重工業のニュースを見て、思わず「何やってんの?」と声が出ました。6年で17億円もの不正な資金捻出――信じられますか?これは単なるミスではなく、大規模な組織の「慣れ」と「見過ごし」が生み出した不正の積み重ねです。
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1. なぜ不正が40年間も続いたのか?
ニュースでは「閉じた環境だから気づけなかった」と言われています。でも、そんな言い訳が通るなら、誰も何も責任を負わなくて済む世界になります。40年ですよ?これだけの年月、誰も異を唱えなかったのでしょうか?
僕が絵の仕事が軌道に乗る前は、飲食店のバイトを色々掛け持ちでバイトをしてました。マクドナルド、吉野家、ローソン僕が働いていたどこの企業の締め作業ですら、レジ金額の確認は2人体制です。売上のチェックや釣り銭の管理など、少額の現金でも「確認作業」が徹底されています。たった数万円規模であっても、責任を分散し、ミスや不正を防ぐ体制が整っています。
では、何億円もの金額が動く現場でなぜそれができなかったのでしょう?
書類を残していないために、過去の追跡は7年分しかできないそうです。しかし、40年もの間、不正が見逃され続けてきた事実は変わりません。そのお金は国民の税金です。飲食代やお土産代に使われたと聞けば、怒りを通り越して虚しくなります。
仕事に必要な経費なら理解できます。しかし、「交際費」などの名目で私的な支出が公金で賄われるのは許されません。公金とは「国民の信頼」という目に見えない財産です。それを裏切る行為は断じて許されるべきではありません。
2. 人間は「慣れ」に弱い生き物
どんな職場でも、「これくらいなら大丈夫だろう」という空気が生まれます。最初は小さな見逃しでも、次第に基準が緩み、不正が「日常」にすり替わっていきます。
金銭を扱う仕事に就く人は、自分の役割に誇りを持つべきです。そして、「帳簿の数字は嘘をつかない」という信念を忘れてはいけません。例えば、銀行では金庫管理を複数人で行い、必ずダブルチェックが行われます。これは、「誰か一人の判断」によって組織が危うくならないようにするための基本です。
しかし、大きな組織ほど同じ役職に長年留まることで「暗黙のルール」が生まれ、不正を見逃す温床ができてしまうのです。だからこそ、適度な人材ローテーションや、外部監査の導入が必要です。
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3. 見て見ぬふりをしないためには?
「数字が合わないのに誰も声を上げなかった」という事実が最も悲しい話です。しかし、声を上げた人が「空気を読めない奴」扱いされ、職場に居場所を失うこともあります。結局、沈黙することでしか自分を守れない環境が生まれてしまうのです。
このニュースを見て思ったのは、「誰もが声を上げられる環境」を作る難しさです。日本社会の組織文化において、異を唱えることはリスクがあります。しかし、そのリスクを負う勇気を尊重する社会にならなければ、不正はまた繰り返されます。
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4. 透明性のある組織とは
不正を防ぐためには、以下の対策が不可欠です。
外部監査の導入
独立した第三者の目を通すことで、隠蔽体質を防ぎます。
人材ローテーション
金銭を扱う部門は、数年ごとに配置換えを行い、「慣れ」が生じないようにします。
通報者の保護
問題を見つけた人が安心して声を上げられる仕組みを作り、組織の健全性を保ちます。
5. 正直な声を守るということ
最後に言いたいのは、「数字の誤差を見逃さない誇りを持ってほしい」ということです。小さな違和感に対して「これはおかしい」と声を上げる勇気は、組織を守り、信頼を築くために必要不可欠です。
結び:読まれないブログかもしれないけれど
正直、今回のブログは読まれないかもしれません。あるいは、「重すぎる」「理想論だ」と揶揄されるかもしれません。
理想論ではありません。
見逃すというのは、窃盗補助です。
けれども、そうした反応をする人たちの醜悪さは、「本当は間違っていると気づいているのに見て見ぬふりをする心」にあります。その哀れさに僕は怒りを覚えるのではなく、ただ悲しくなります。
何も変わらないとわかっていても、真実を見ようとしない人たちの姿は悲劇そのものです。だからこそ、正直に声を上げることの価値を、もう一度見つめ直してほしいと思います。
組織の誠実さは、日々の小さな行動と、「見逃さない勇気」の積み重ねでしか守れません。
ちゃんと仕事しましょうよってお話です。
報酬が欲しいなら全部歪めていいなら貴方も独裁を支持することに変わりません。
それを理解していますか?
それは自由や豊かさとはかけ離れた。
やれもしないことを言ったもん。やったモン勝ちの本当にしょうもない世界です。